結果を求めすぎない

今年度に入り、大変多くの方から当陸上クラブへお問い合わせいただいており、嬉しい限りです。本当にありがとうございます。

大変嬉しいのですが、1点 保護者のみなさんにお願いがあります。

「結果を求め過ぎない」で欲しいのです。。。

コーチの川辺がお話しします。

当クラブに来てくれるこどもたちのほとんどが走るのが大好き!楽しい!なんて言ってくれています。もともと、あまり走るのは好きじゃない。。。なんて言う子も、「ホップならがんばれる!」と楽しく練習に励んでいます。

そういうこどもたちの姿を見ていると同じように陸上競技が好きな「仲間」として私は嬉しいです。

コーチとしては、彼らの「もっと速くなりたい!」に応えてあげたい。そして、それ専用の練習を指導し、実際にどの子も速くなって来ています。

ですが、「結果を求めすぎない」ようにしなければならないと思うのです。

こどもたちは純粋で、友達と一緒に走ったり、リレーをしたりする中で「やった勝った!」「くっそ、負けたぁ」と一喜一憂します。勝ち負けにこだわることは戦う場に挑むものとしては大変良いことです。ですが、その勝ち負けへのこだわりのせいで、やる気を無くしてしまうのならば極論、「競争をしない方がいい」と思うのです。

練習や、かけっこ大会などで競争をさせる理由は「自分の力を100%を出すため」と考えています。1人で走ると少し手を抜いてしまうことがあります。また、誰かと走る緊張感からアドレナリンが出て、いつも以上に力を出せることがあります。
陸上競技の良さは誰かと競うだけではなく、タイムなどの記録で過去の自分と戦えることにあると思います。

また、負けてすぐにやる気が落ちるわけではなくても、何年も競技を行う中である大きな大会を過ぎていきなり、練習に身が入らなくなることがあります。「燃え尽き症候群」と言ったりもします。

長距離ランナーの世界では、競技を始める年齢が早すぎると早いうちに記録が伸びなくなるということがあるそうです。

短距離選手でも小学生陸上の全国大会上位入賞者のほとんどが、以降(特に、高校大学)の全国大会で上位入賞できないというデータもあるようです。

これらは極端な例ではありますが、上位の大会を目指せそうな選手であればあるほど、小学生などの低年齢の時期は楽しい練習の量を多めにしたり、日頃の生活習慣や人間的な部分を伸ばしてあげたいと私は考えています。

当クラブでは自ら手を上げて発表できる、自ら練習道具の片付けや準備ができるなどの自発性を育むことも大切にしています。

また自分の想いや考えをしっかりと持ち相手に伝えることは中学高校とレベルの高いコーチの元、習うときが来ても必ず役に立ちます。

たくさんのこどもたちにとって陸上競技が大好きなスポーツになってくれることを願い、これからも指導していきます!