「ハードな練習についていけるか不安だけれど、わが子に陸上を習わせたい」「できれば、楽しみながら自然と足が速くなってくれたら」――そんな思いで陸上クラブを探している保護者の方も多いのではないでしょうか。

「子どもの習い事だからスパルタ指導は避けたい。でも、ただの遊びで終わってしまっても困る。楽しく体を動かすうちに、気づけば運動能力も伸びている。そんなクラブがあれば…」

このようなご希望をお持ちの保護者とお子さんにとって、こども陸上クラブホップのトレーニングはぴったりです。その理由を今回は、クラブ代表の川辺真コーチと、原井拓実ヘッドコーチに聞きました。

「頑張らせすぎず、のびのび育てる」

こども陸上クラブホップがなぜ、スパルタではないのにしっかり成果が出るクラブとして多くのご家庭に選んでいただいているのでしょうか。その理由としては、クラブの根底にある「頑張らせすぎず、のびのび育てる」の指導方針があります。

「もちろん「のびのび」と言っても、レッスン中にただ自由に遊ばせているわけではありません。

設計されたプログラムによって子どもたちは、楽しく身体を動かしているうちに、しっかりとした運動量をこなしています。加えて、成長段階に応じた刺激を筋肉や腱に与えながら、陸上に必要な動きも自然に反復しています。

本人としては頑張っているつもりもないのですが結果として運動神経が育ち、足も速くなっていく、そのような状態を意識的につくり出す指導マニュアルを策定し、県内6カ所にあるクラブ全体で、統一したスタンスで指導を行っています。だからこそ、保護者の皆さまの期待にしっかり応えられているのだと自負しています」(川辺コーチ)

「頑張らせすぎない」深い理由

ホップのトレーニングがなぜ「頑張らせすぎず、のびのび育てる」を大切にしているのか、その背景には、陸上界全体の動きがあります。

「近年、日本陸上競技連盟を含む関係機関は『子どもへの過度なトレーニングを避ける』という方向にかじを切っています。

かつては、小学生の全種目に全国大会がありましたが、現在では縮小され、都道府県大会や地域大会が中心となっています。中学生の大会も、全国レベルの規模縮小が進んでいます。

その背景には『子どものうちに特定の種目で無理をさせすぎると、その後の成長が伸び悩む』という明確な統計データがあります。

『スキャモンの発育曲線』や『36の基本動作』といった理論でも示されているように子ども期には、激しいトレーニングで体を鍛えるよりも多様な動きを経験し、神経の発達を促す方が重要です。

こども陸上クラブホップでは、この最新の科学的知見に基づき、指導方針を組み立てています」(川辺コーチ)

(参考1)スポーツ庁の資料より引用。神経型の伸びる時期に注目

(参考2)文部科学省の資料より引用

ホップのトレーニングの中身とは?

では、実際のレッスンでは、どのようなトレーニングが行われているのでしょうか。原井ヘッドコーチに今度は聞きました。

「例えば『サーキットトレーニング』では、大小さまざまなハードルやカラーコーンをランダムに配置し、その障害物いっぱいのコースをゲーム感覚で駆け抜けていきます。

子どもたちは、目に入る情報を瞬時に処理し、次の適切な動作を判断します。その中で、横に動いたり、急停止したり、くぐったり、バックで走ったりといった多様な動作を体験します。

そのサーキットトレーニングにチーム戦の要素を加えれば、単に足が速いだけでは勝てない工夫もコース上には設定されているので、どの子の集中力も自然に高まります。

さらに、ゴールまでの秒数目標を設定すれば、心肺機能にも高い負荷がかかります。単純に5kmを走る、100mを10本走るような反復練習ではなく、楽しいプログラムの中で必要な動作と運動量が勝手に確保される、そのような指導内容をホップでは共通して用意しています」(原井コーチ)

見た目は「遊び」でも、しっかりと運動効果が得られる、それくらい計算されたプログラム内容がホップ式トレーニングの真髄なのですね。

「楽しく続けながら足が速くなる」体験を

以上のように、ホップでは「楽しさ」の中に、計算された運動効果が織り込まれています。だからこそ、子どもたちは楽しく続けられる上に、足が速くなる、運動神経がよくなるという結果も自然に期待されるのです。

こども陸上クラブホップでは最大2回まで無料体験にご参加いただけます。まずは、お子さまと一緒に遊びの延長のような感覚でお越しください。「楽しく続けながら足が速くなる」――そんな感覚を、ご自身の目でぜひ確かめてみてください。

文/坂本正敬(ホップ公式ブログ編集長)

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