ハングリー精神を育てる
いつもお世話になっております。
ブログ更新滞りまくりで、失礼しました😰毎度おなじみ、代表コーチの川辺です。
もう何年も子供達に指導をしながら「どうしたら、もっと意欲的に練習してくれるだろうか?」
と悩んでいます。楽しいと思ってやる練習と、辛い、だるい、疲れたと思ってやる練習なら、同じ時間練習に費やしていたとしても、楽しく練習できたほうがぐ〜んと、成長につながるものです。
だからこそ、ホップの練習では少しでも楽しく練習ができるようにメニューを考えたり、他の陸上クラブでは使っていないような道具を使ったりして子供達の意欲をあげようと努力しています。
実は言うと、小学校の4年生くらいまではそこまで、難しく考えなくても意欲的な子供達が多い印象を受けますが、それ以降の子供達はなかなか難しいと思うのです。
思春期に入る子供達は、「プライド」が強くなり始めます。
プライドが強くなると「挑戦」をしにくくなる弊害があります。
なぜなら、挑戦をすると「高確率で失敗」をするから。
失敗するのは怖い、恥ずかしい、、、と挑戦しなくなります。自分ができる練習だけ少し手を抜いてやるようになる。
こうなると、成長は一気に鈍化し、結果的にできたはずのことすら、周りと比較するとあまりできていないようになっていきます。当たり前ですよね、挑戦したこどもたちはできないことも全部ではなくともできるようになっていくのですから。
問題はこのプライドに勝る挑戦する意欲をどう出すか。なのだと思います。
ここ半年程度、新型コロナウイルスの影響で様々なことが自粛を余儀なくされていますよね😭
当クラブの子供達も公園に行きたいけどいけない。遊びたいけど遊べないと、窮屈を強いられていました。
そんな子供達が、クラブの練習を再開した時のキラキラした目。もっともっとがんばりたい!!
そんな意欲的な目に見えました。
大切なのは選択肢があることは「いいことだよね」という部分ではなく、選択肢がないことが「つらいことだよね」
という「無い」に注目すべきなのでは無いかと最近考えました。
壁倒立(かべとうりつ)これは小学校低学年くらいでぜひできるようになってほしい運動です。これができない子供は結構いると思います。
ただ長い目で見れば、壁倒立ができない子こそ、スタートラインに立てたと言えるかもしれません。
歳を追うごとに挑戦するということは自分でするか決めることになります。中学生くらいになれば、キツイ部活どうか楽な部活どうかすでに選択できるようになりますから、ここで挑戦するかどうか自分で決めなければなりません。
高校生になれば、部活動に入らない生徒もかなりいるし、学校の授業も寝ているだけで終わり、あとは家で勉強をするかどうか決める。その年齢になればあまり保護者も「勉強しなさい」と言わなくなる。そんな家庭も多いかと思います。
何でもかんでもできる子達はできることが当たり前になり、プライドが高くなっていき、挑戦しなくなる。
できることが少ない子は、失敗することが普通で、成功することに大きく喜びがあるため、挑戦することが楽しいと思えるようになる。
だからこそ、私たち大人は成功だけに目を向けるのではなく、わざと失敗させたり、できないことを顕在化させたりすることも大切なのでは無いか?
最近、そう思っています。
最近暑い日が続きますが水分補給をしっかり行い、練習に励みましょう!!